脱力=本来の自然体な身体
これはヨガバードでの最大のテーマです。
そのために2つの理念をもって行っております。
1.陰ヨガで心身の内側からゆるめていく。
2.脱力への道筋に多角なアプローチから力を抜く感覚を身につけていく。
1.陰ヨガで心身の内側からゆるめていく。
脱力の方法はたくさんありますが、身体の内側からゆるめていく「陰ヨガ」を積極的に取り入れています。陰ヨガとは1つのポーズを3分~5分くらい長くホールドするヨガです。
ホールド時間が長い分、身体のどこかに力みがあると長くホールドすることが難しいですがそれは言い換えると「がんばらない」ほうが結果を得られるヨガとも言えます。(ここでいう結果とは何か変化を感じる、という意味です)
身体がかたいと感じるかもしれませんが、今かたくなっていると感じるところはこれからどんどん柔らかくなるところです。
そこがゆるんでくると本来のご自身の自然体な身体や心が自然とあらわれてきます。
2.脱力への道筋に多角なアプローチから力を抜く感覚を身につけていく。
ヨガバードのレッスンでは脱力の感覚を身につけることができるように身体面はもちろん呼吸に重きを置き、とくにブレストレーニングによって身につく息のコントロールを重要視しています。また心の面からもさらにアプローチできるようにレッスンの中でお伝えしています。
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身体の力を抜くことはとても難しいです。
なぜなら現代社会は力を抜くと困る、という価値観があるからです。
ですが、日本はもともとこの「脱力」という一番最適な身体の使い方を一番よく知っていた民族です。
柔道や剣道、合気道など日本特有の武術はすべてこの脱力により行われていました。
脱力ができなくなるとどうなるか。
ストレッチをしてもなかなか身体が柔らかくならない、いつも疲れる、疲れが取れにくい、
という身体的なことから。
なんだか不安、未来や過去のことばかりに目が行く、
やりたいことがあるのだけれど自信がなくてあきらめてしまう、自分のことが嫌い。。。
というような心の面にも悪影響を及ぼします。
ちなみに今述べた心身の不調はすべて私自身が経験してきました。
もちろん、生活の多様化に伴い脱力だけを目指す生活というのは難しいものですが、
脱力の感覚を身につけていくことで少しずつ身体が、心の迷いが、生活が、人生が
変化していくということを身をもって経験してきました。
自分の身体と対話するように身体と心をゆるめていきましょう。
こりかたまったところがゆるんでくるとご自身本来の身体・心が自然とあらわれてきます。
世界に一つしかないあなただけの自然体に磨きをかけてみませんか(*^^*)